言葉に出会おう
ぬくもりの家で過ごす一日は、「言葉に出会う」活動から始まります。先生による読み聞かせを聞いたり、その本の中で出てきた素敵な言葉やフレーズ、時には早口言葉などを声に出して楽しんだり、紙に書いたりしながら「身体を丸ごと使って言葉に触れる」時間を大切にします。
”学校に行きたくない”小学生のためのフリースクール
ゆっくりやるも良し、どんどんやるも良し。
ようこそ、ぬくもりの家へ
あなたがやりたくて仕方ないそれ、
ぬくもりの家でやってみない?
とことん自分のペースで勉強してみない?
時間を気にせず、自分の世界に飛び込んでみよう
ぬくもりの家はきっとあなたの居場所になるよ
一人でいても、誰かといても
あなたは独りじゃないよ
Mission|ぬくもりの家の使命・存在意義
「もっと知りたい」「自分でやってみたい」
そんな知的好奇心で頭の中がいっぱいで、いつもなにかにワクワクしている存在、それが子ども。
これは私が小学校教員として子どもたちと過ごした日々から得た、最も大切な気付きです。
そんな子どもたちにとって真に必要なものは、自然と内側から湧き起こる「もっと知りたい」「やってみたい」という知的好奇心に安心して飛び込める環境だと考えています。
そんな心理的安全基地さえあれば、子どもは自ら挑戦し、経験し、学び、成長していくと信じています。
そういった場所と経験を通して、時に喜び、時に悲しみ、そして時に感動する。
その営み、つまり「学び」こそが、人の土台をしっかりと形づくり、その後の人生を力強く支えてくれる礎になる。
それを体現するのが、ぬくもりの家の存在意義です。
私は、そんな「安全基地」をすべての子どもたちに提供し、子どもたちが自分で自分の「学びのスイッチ」を灯していく姿を見届けたいと思っています。
Vision|ぬくもりの家で育った、20歳のあなたへ
二十歳を迎えたあなたの目の前に広がる景色は、どんな景色ですか。
きっと、これまで楽しいことや嬉しいことがあったと思います。でも、そんなことを忘れてしまうほど苦しいこと、悲しいことがたくさんあったかもしれません。
それでも、ここまで生きてきたあなたを私は肯定したい。
そして、あなた自身が「私に生まれたよかった」と思っていてくれたら、もうこれ以上の喜びはありません。
ぬくもりの家は、いつもここにあります。いつでも、帰っておいで。ここは、あなたの安全基地だから。
Value|価値観・行動指針
1. 信じて待つ
その子の「今」と「これから」を心から信じ、いかなる時も見守り続けます。その子に訪れる学びのスイッチが入るその瞬間まで、決して諦めず、待ち続けます。
2. 安全基地と愛情
学びのスイッチに必要不可欠なのは、学びに没頭できる安全基地と大人からの絶え間ない愛情だと考えます。この両輪を土台とした子どもたちの育ちの場を実現します。
3. 学びの共同体
一人ではなく、みんなと学ぶ。そこにこそ真の深い学びとしての価値があると考えます。友と共に言葉を交わし、身体を動かし、こころが動く。その過程を何より大事にします。
4. 言葉に出会う
自分を表す「言葉」、自分以外の他者と繋がるための「言葉」、学びを豊かにする「言葉」、など言葉には人の人生そのものを豊潤にする力があると考えます。ぬくもりの家では、子どもたちが出会う言葉、使う言葉を丁寧に扱い、拾い上げ、じっくりと育んでいきます。
5. 具体から学ぶ
「日常の中にこそ学びは溢れている。」この考えのもと、抽象思考からスタートするのではなく、目の前にある具体的で個別的な場面から学びをスタートさせる姿勢を大切にします。
ぬくもりの家では、子どもたちがそれぞれに学びたいように学べる環境づくりに努めています。子どもたちから生まれる真の主体性を尊重するため、あらかじめ決められた活動は最小限に留めています。
前回、担任していたYちゃんが不登校になった過程を投稿しました。https://nukumorinoie.toyama.jp/?p=13教員を辞めた今も、私はYちゃんの一言が心のどこかでずっと引っかかっていました。日本の子供たちの不登校の数が日に日に増加の一途を辿
私が公立の小学校教員をしていた時、担任していたある女の子が放った言葉があります。「先生、ごめんね。」これは、その女の子から私が聞いた最後の声でした。本当に愛おしかった、あの子私が1年生の担任をすることになった教室に、「あの子」がいました。(以下、Yちゃんと言